後悔からくる自分への意地悪をやめる

私の大切な存在であるこころちゃんが天国へ旅立ってから2ヶ月が経ちました。

変わらずさみしいですが、少しずつ落ち着きを取り戻しながら仕事や勉強に取り組む日々です。

(こないだ大学の単位取得試験が終わって解放されたところ!)

今までの日常とは違う、こころのいないこの2ヶ月で強く感じたことがありました。

こころのこと思い出す毎日ですから、あの時もっとこうしていればよかったとか、もっとできたことがあったのにとか、隙間隙間で出てきます。

そう思うのはとても自然なことなので、それはそれでいいんです。

でも、そこに強く自分を責める気持ちが乗っかると本当にしんどい。

前の記事でも書いた通り、それは本当に地獄です。

そう気づいては手放して楽になって、いつの間にかまた地獄に落ちて・・・をずっと繰り返していました。

最近そこまで強く責めることはなくなってきていたんですけど、最後の時期を思い出すとやっぱり後悔が出てきて辛い気持ちになることがありました。

で、ある日ハッとしたんです。

私はずいぶん自分に意地悪なことを言っているなぁと・・・

あの時、いろんな分かれ道を悩みながら必死で進んでいた自分に、「もっとこうした方が良かった」としか言えないなんてひどいなって。

それもショックが大きかったせいだけど、にしても優しくなさすぎたなって。

そう気づいたら自然と

「私、本当にがんばったよ。不安で怖くて分からなくて、でも精一杯やったよ。よくやったよ、えらいよ。

こころちゃんと一緒に辛い別れの時を乗り越えたんだよ。」

という想いが出てきました。

一緒に涙もたくさん出てきました。

やっと今回のことで自分をゆるせたようです。

あまりにショックが大きくて、なかなか自分をゆるせませんでした。

きっとまた後悔が頭をよぎることはあるだろうと思いますが、うまくいかなかったけど精一杯こころちゃんを愛した自分のことを否定することだけはしないでおこうと思います。

そのたびに「こんなに後悔するくらいこころちゃんと自分のために何がベストかって必死に考えて動いたんだ。」と自分に言ってあげようと思います。

運命は時に残酷なように思えます。

こういう時こそ、いかに自分を愛するか。

こんなふうに心が決まってからは、こころのことを辛い形で思い出すことが激減し、幸せだった思い出に意識を向けることが増えました。

本当に自分の味方でいるって大事だなと改めて身に染みています。

でも、ゆるせなかった自分も含めて、私がこころとの別れを消化していくプロセスですから、心の全てを抱きしめながら、前に進んでいきたいと思います。

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この記事を書いた人

奥 敬子
心理コンサルタント
1972年神戸生まれ。
阪神大震災で被災したことをきっかけに上京し、ソニー・ミュージックアーティスツに入社
PUFFY、氣志團、真心ブラザーズなど、数々のアーティストのコンサートグッズ企画制作を11年間担当し日本全国をツアーで回る。
多忙の中でパニック症を発症したことをきっかけにホメオパシーに出会い、劇的に改善したことから専門家を目指すことに。
日本ホメオパシーの第一人者である由井寅子氏をはじめ、イギリス、インド、フランスなどホメオパシー先進国の教師の元で学ぶ。
2008年に開業し、ホメオパス医学協会の学会では4年連続ステージで事例発表。
ホメオパスとしての実績を積みながら2014年から心理コンサルタントとしても活動。
現在は心理コンサルティングの中に性格心理学のエニアグラム、ホメオパシー、タロットリーディングを取り入れて、ボディ・マインド・スピリットのつながりを太くしていくアプローチを行ない、アーティストや起業家、会社員、主婦など、多様な人々の人生を幅広くサポートしている。

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