脱・有能宣言

「あぁもう私、有能なフリやめよう。」

先日ふとお風呂の中で湧いてきた言葉でした。

(お風呂の中で湧くことはだいたい的確な直観)

えぇ、フリをしてるんですよ・・・

この世で生き残っていくためには必要だとふか〜く思い込んでいる「フリ」ってありませんか?

それが私の場合は「有能なフリ」なんですよ。

素の私は、口が悪くて、反骨精神の塊。

でもその口の悪さが最高に面白い!と言う人がたまにいます。笑

同時に、ビビリで、自分よりも有能だと思う人に遠慮しちゃう。

その自分で今までうまく渡り歩いてきたところもある。

そんな矛盾したものを同時に存在させているのが私です。

有能さを基準に考えちゃうのは、もう性格でして、これがいわゆるエニアグラムタイプ5の特徴なんですね。

タイプ5の思う有能さというのは、知識が豊富でそれで人の役に立ち、存在を認められること、というニュアンスです。

(タイプが違うと有能さという言葉の背景も変わってしまいます)

いやもう本当にこれを実現しようと必死こいてきたよね。笑

怒りの先にあった強い意志

でね、最近もんもんとしたことがあって。

怒りを感じたんですね。

だから、思い切りノートに怒りを書き殴り、ぶちまけました。

そしたら気づいた。私は自分に怒ってるって。

それも「私が私の感性をないがしろにしていたこと」への強い怒りだった。

自分の感性よりも、他人の、私よりもっと有能な人の感性を優先して、それを借りて勝負しようとしていた自分に気づいた。

もうね、チッキショー!ですよ。笑

何やってんだよ、私は!って。

私には私だけの感性が備わっていて、それでクリエイトしていたはずなのに、いつの間にかそれをやめてしまっていた。

それに対して、実はずっと怒っていたんですね。

封印しすぎて気づかなかった・・・

さんざん自分にばかやろー!って言いました。

「この愚か者め!なんてバカなんだ!おまえは!」ってさ。

自分を罵倒したい自分がいたので、遠慮なく罵倒させました。

全部受け止めてやるから!って。

そして強く決意した。

これからは自分の感性からぜっっったいに目をそらさないって。

そして、自分の感性で現実に関わっていくって。

強い怒りが強い意志に変わりました。

これを読んでいるあなたはどうですか?

自分の感性よりも、どこぞの誰かの感性を信頼していませんか?

憧れるのはいいし、参考にするのはいいけど、あなたの感性があなただけの正解です。

感性とは、創造性。

人生を創造したいなら、自分の感性に忠実にならないとね。

あぁそんなこといろんな人が言ってるなぁ。笑

理性が強い私は、なかなか腑に落ちませんでしたよ。

今開催している「自分に目覚めるワークショップ」のみなさんにも「自分で創意工夫すること」を課題に出しているんです。

「人の意見ではなく、自分はどうなのか?」をとことん見ていくような流れになっていますね。

心で感じていることを軽んじると怒りになる

ちなみに感性って何かここでおさらいしときましょうね。

辞書によると「物事を心に深く感じるとる働き。感受性。」とあります。

これって結構スルーしがちじゃないですか?

物事を心に深く感じ取るには、静かな時間が必要。

果たしてこの現代社会で、どのくらいそれが可能なんだろう?

あえて時間を作らないとなかなか難しいと思います。

性格によるところもあると思いますけど、私は特にそうなんです。

心で感じていることよりも、頭で考えたことを優先してしまったりね。

もちろん状況によるんですけどね。

あまりにも心で感じていることを軽んじていると、自分が自分に怒り出すよ、ってすごく思うんです。

有能なフリって愚かだね

でね、自分が心で感じていることを大切にするようになってはや数週間。

ふと出てきたのが「もう有能なフリはやめよう」という自分のつぶやきでした。

有能なフリをしているのは、今までも重々承知でしたが、それが私だからって認め続けるのみでした。

この段階を長く大切にしてとてもよかったと思ってます。

でもね「もういいかな」って感じになってきた。

だって、フリをしなくても私にも有能なところはあるし、それが私の信頼度に繋がっているのは現実を見ると間違いないからです。

ただそれと同じくらい、無能で愚かな自分もいる。

実はその無能で愚かな自分は、仕事をする上で活躍もしてくれていた、ずっと。

だって、無能で愚かだから書けることとか、いっぱい書いてるし。笑

てか、有能な自分でしか認められないんじゃないかって恐れてるってこと自体、愚かだね〜って感じでしょ?笑

そう考えると、有能だろうと無能だろうと、私は私やな、ってなりますよ。

こうやってとらわれを少しずつ手放して、自由になっていくんですね。

一度作ったものを破壊して・・・またクリエイト

6月26日からエニアグラム講座をやるんですけども、この気づきのあと「やばい!講座の構成変えたい・・・!」と思ってしまった。笑

イラストで紙芝居みたいなコーナー作ったり、小難しい話は減らして、よりイメージ重視の講座にしたい!って。

抑えるべきポイントは今と変わらないんですが、もっと軽やかになりそう。

いや〜せっかく作り上げた資料とか、またイチから作んのかよ〜って愚痴ってる自分もいますよ。

けどね、自分の感性でクリエイトしたいもんね。

破壊と創造はセットですねぇ・・・

ワクワクとめんどくさい・・・が同時に存在している今なのです。

エニアグラム・ベーシック講座、さらにおもしろくなりそうです!

ぜひご参加くださいね〜

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この記事を書いた人

奥 敬子
心理コンサルタント
1972年神戸生まれ。
阪神大震災で被災したことをきっかけに上京し、ソニー・ミュージックアーティスツに入社
PUFFY、氣志團、真心ブラザーズなど、数々のアーティストのコンサートグッズ企画制作を11年間担当し日本全国をツアーで回る。
多忙の中でパニック症を発症したことをきっかけにホメオパシーに出会い、劇的に改善したことから専門家を目指すことに。
日本ホメオパシーの第一人者である由井寅子氏をはじめ、イギリス、インド、フランスなどホメオパシー先進国の教師の元で学ぶ。
2008年に開業し、ホメオパス医学協会の学会では4年連続ステージで事例発表。
ホメオパスとしての実績を積みながら2014年から心理コンサルタントとしても活動。
現在は心理コンサルティングの中に性格心理学のエニアグラム、ホメオパシー、タロットリーディングを取り入れて、ボディ・マインド・スピリットのつながりを太くしていくアプローチを行ない、アーティストや起業家、会社員、主婦など、多様な人々の人生を幅広くサポートしている。

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