人類の消えない傷、マヤズムの話ー集合意識に刻まれたエネルギーの刻印ー

自然療法ホメオパシーの療法士(ホメオパス)の仕事を手放してからはや6年。

実はここ1年くらいですかね、私自身「やっぱりホメオパシーいいな〜」と改めて見直したり(ずっと愛用してますが)、「敬子さんにホメオパシーのセッションをお願いしたい」という依頼をいただいたりということがチラホラありました。

少し前ならお断りして、他のホメオパスさんをご紹介していたのですが、裏メニューとしてならアリかなと思ってお受けしていたんですね。

いざやってみると、やっぱり心理コンサルでは届かない領域まで動かしてくれるな・・・という実感もあって。

ホメオパシーは波動療法なので、内面のエネルギーの滞りに共鳴する波動を与えることで「気づき」が起こり、無意識のレベルから変化していくんですよ。

20年前に体験した根本から癒やされていく体験

もう20年以上も前の話ですが、私がパニック症がひどくなってホメオパスのところに相談に行き、私の滞りに共鳴するレメディーをとった時、最初に変化を感じたのは心でした。

レメディーをとり出してから数日くらいだったと思うのですが、急に降って湧いたように

「あれ・・・? 私、いろんなことを一人で抱えて無理をして、体を大事にしないで、何やってるんだろう・・・?」

と我に返ったように気づいたんですよね。

そこからガラッと生き方が変わりました。

(まぁ、その後も懲りずに何度か体を壊すんだけども・・・苦笑)

で、そのホメオパシーの奥深さの一つに「マヤズムへのアプローチ」というのがあるんです。

当時の私はプロのホメオパスのところに月に一度、3年間くらい通って、どうしても治らなかったパニック症、乾癬、猫アレルギー、ほこりアレルギーが治っちゃったんですけど、そこでやってもらっていたのがマヤズムへのアプローチ。

マヤズムへのアプローチとは言い換えれば「自分個人の力量ではどうにもならない領域へのアプローチ」です。

「遺伝マヤズム」と言うのは、先祖代々受け継いでいる病気の傾向で、皮膚が弱い家系、呼吸器系が弱い家系、ガンになりやすい家系、などなどあるんですね。

つまり、目に見えない土壌にそういう病気の種があって、そこから芽生えてくるのが「症状」であり、そこに病名がつくという考え方なんです。

私は当時困っていた病気を治す目的でそのマヤズム治療を受けたんですけど、最初に変わったのは症状じゃなくて、心のあり方だったんです。

その「私全体を癒し、本来の自分へと還っていく」という療法に本当に感動して、自分も専門家になりたいと思ったんですね。

マヤズムとは最大の陰

そこから時は流れて、ホメオパスとして10年間やるだけのことをやり、次のステージとして出会った心理コンサルタントという仕事。

心理コンサルタントとしての道をもう10年くらい積み重ねてきた今の私が、外からの働きかけによってホメオパシーのマヤズム理論というものをもう一度見直すことになりました。

そしたら、療法士としてやっていた時には全く見えなかったマヤズムの本質が見えてきて、今私が取り組んでいるエニアグラム心理学とのつながりまでが見えてきて驚いたんです。

ホメオパシーでは慢性病の母とされるのが「疥癬マヤズム」というものです。

疥癬はダニに寄生されることから起こる皮膚病のことなのですが、何代もに渡り、その病気を治しきれずに次の世代へと受け継ぎます。

もはやダニはいないけどダニに寄生されたような状態がエネルギーとして残ってしまっている、つまり「自分ではないものが自分になってしまった状態」です。

そうやって疥癬を自己化してしまった人に起こる大きな特徴は「不足の恐怖」。

表現を変えれば「私は欠けている」という精神状態です。

そう、これこそが人類共通の病の土壌・・・最大の陰です。

病とは苦しみのことです。

私は欠けているという苦しみ。それはエネルギーの澱み。

これが人類共通の病であることは、さまざまな精神的な教えの中で語られていることではないでしょうか?

病はどこから始まったのか?

ではその始まりはどこからなのか。

疥癬の歴史を紐解いてみることにしました。

ホメオパシーの始祖であるハーネマンの著作「慢性病論」には、疥癬という病気は3400年前にモーセが記録していると書かれています。

そして約2500年前に起こった精神革命。

そこでは仏教、儒教、ギリシャ哲学、ユダヤ思想など現代に続く普遍宗教および普遍思想が同時多発的に出てきたと言われる時代です。

私の大好きな本『無と意識の人類史 私たちはどこに向かうのか』広井良典氏著にこんな一説があります。

『精神革命の特質は、内容は異なりつつも、人類の歴史のおいて初めて、なんらかの形で「無」(ひいては死)というものを抽象的な概念として捉え、しかもそれに一定のプラスの意味を見出していったことにあるのではないかという点である』

抽象的な概念としての「無(死)」が意識に立ち上った時代に蔓延した疥癬。

マヤズムというのは、私たちのエネルギーに刻まれた消えない傷のようなものです。

つまり「私は欠けている」という傷が、エネルギーに刻まれたまま消えない状態になってしまい、それがあらゆる病気を生み出す土壌になっているということ。

不足の恐怖とは、つまり「死の恐怖」です。

また「3000年前まで人類は意識を持っていなかった」という説を唱える本があります。

神々の沈黙 ジュリアンレイズ著

表紙の裏側の「本書について」にこんな一節がありました

『人類の意識は今からわずか3000年前に芽生えたもの、意識誕生以前の人間は右脳に囁かれる神々の声に従う<二分心>の持ち主で、彼らこそが世界各地の古代文明を創造した、やがて<二分心>は崩壊、人間は文字と意識を得た代わりに神々は沈黙した』

この説が本当だとしたら、3000年前に私たちは神々とのつながりを失い、分離してしまった、と言えます。

そこで死の恐怖、欠けているという幻想が強まり、病へと発展したと考えても、そんなに無理はないのではないでしょうか?

エニアグラムを通して見つめるべきは「死の恐怖」

エニアグラム心理学のタイプ論で、私が大事にしているのは「恐れから逃げないこと」です。

なぜなら、エニアグラムで扱われる性格とは「死の恐怖(不足や孤独への恐怖と言い換えてもいい)からいかに自分を誤魔化して逃げているか」その特徴が描かれたものでもあるから。

恐れとは生命力です。

そこから逃げることで、生命力は下がってしまう。

そして、いつの間にか、自分の健康さえ自分で守ることもできないような状態になってしまっているのが現代。

その大元が「不足の恐怖(死の恐怖)」を幻想として大きくしてしまい、複雑化して、自分が誰だかわからなくなっていることにあるんではないかと・・・

実際、私自身もひどい貧血で輸血までする羽目になり、死にかけて、その時に今まで積み上げてきたものがガラガラと崩れ去ってしまった時がありました。(2018年のこと)

もうカッコつけることもできなくなって、今まで逃げ続けてきた「無知の恐怖」からもう逃げられれなくなりました。

逃げても逃げても追いかけてくるから、もう逃げるのやめた!と思って、逆に恐怖にどっぷり浸かったるわ!と半ばヤケクソで過ごしていたんです。

そしたら・・・、私に生命力が戻ってきたんです。

ぐったりしていたのが、どんどん活力が湧いてきて、やる気に満ちてきた。

今まで経験したことのない感覚でした。

それ以来、「心の陰陽循環法」として、自分がどうしても避けたい陰を尊重して循環させ、陽に自然に変換していく流れをお伝えすることになりました。

結局、不足の恐怖、死の恐怖が人類の病の土壌だと言われても、どうすりゃいいのさってことじゃないですか。

そこで私たちが生命力を取り戻して生きていくために活かせるツールとしてあるのが、ホメオパシーでありエニアグラムであり、占星術なのであります。

もちろん他にもいろいろあるでしょうが、話はまずマヤズムというものを理解してからや!ということになります。

そして、不足の恐怖で縮こまり、本来の自分を忘れてしまっている私たちに、魂の目的、私という宇宙の全体像を見せてくれるのが占星術ですよね。

この人生を最良に、生命力を感じながらイキイキと生きていくためにマヤズムを知ること、そしてエニアグラムを通して自分が一体どんなふうに恐れから意識をそらして苦しくなっているのか知ること、そして占星術を通して人生の導きを知ること。

そんなことを強くお勧めしたい今なのです。

5月25日にこの全貌がわかります

ホメオパシー、エニアグラム、占星術(アストロロジーと言います)のすべてを「苦しくて縮こまった小さな自分」から脱出するためのお話を、5月25日神戸元町とオンラインでセミナーとしてお届けします。

講師は私、心理コンサルタントで元ホメオパスの奥敬子、有能なホメオパスでチャネラーとしての才能もあるホメオパスCHIHIROさん、そして深遠な知識と圧倒的な世界観にいつも学ばせてもらっているアストロロジャー(占星術家)の岡崎直子さんの3人がそれぞれの専門分野について語ります。

ここで書いた記事は、私のお話しするパートのメインテーマとなります。

こんな方におすすめです
・繰り返す心の苦しみを解放したい人
・病気とは一体なんなのか本質を知りたい人
・別に困ってるわけじゃないけど、人生これでいいのかな、と思っている人
・やりたいことで生きていくために突き抜けたいと思っている人
・本当の自分を知りたいと思っている人
・マニアックなスピリチュアルが大好きな人
・ホメオパシーやアストロロジーをより深く理解したい人

この組み合わせで、しかも神戸での開催はおそらく今回限りの貴重なコラボセミナー。

来られる方はぜひ神戸元町まで足をお運びください。

その場でしか感じられないエネルギーがあります!

(お土産としてホメオパシー入りクリームがありますし♡)

あなたのご参加をお待ちしています!

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この記事を書いた人

奥 敬子
心理コンサルタント
1972年神戸生まれ。
阪神大震災で被災したことをきっかけに上京し、ソニー・ミュージックアーティスツに入社
PUFFY、氣志團、真心ブラザーズなど、数々のアーティストのコンサートグッズ企画制作を11年間担当し日本全国をツアーで回る。
多忙の中でパニック症を発症したことをきっかけにホメオパシーに出会い、劇的に改善したことから専門家を目指すことに。
日本ホメオパシーの第一人者である由井寅子氏をはじめ、イギリス、インド、フランスなどホメオパシー先進国の教師の元で学ぶ。
2008年に開業し、ホメオパス医学協会の学会では4年連続ステージで事例発表。
ホメオパスとしての実績を積みながら2014年から心理コンサルタントとしても活動。
現在は心理コンサルティングの中に性格心理学のエニアグラム、ホメオパシー、タロットリーディングを取り入れて、ボディ・マインド・スピリットのつながりを太くしていくアプローチを行ない、アーティストや起業家、会社員、主婦など、多様な人々の人生を幅広くサポートしている。

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