更年期こそ心の成長期

なりふり構わず過ごしてきた2021年

2021年は研究者のように過ごした一年でした。

今年の初めに降りてきたインスピレーションから、心の陰陽を統合するメソッドが浮き上がってきたのがスタートでした。

そして、その詳細を詰めていき、確かなものにするために必要だと思ったことを学んで吸収し、とにかくそれだけをやってきました。

ひたすら自分に集中して、周りのことはできるだけ気にせずに、自分の言葉で表現し、そこになりふり構わなかった一年だったな・・・と思います。

で、11月くらいから、来年はどういう方向で進んでいくのか真剣に考え始めて、

「今年やってきたことを、来年はもっと明確に伝わる形にしていきたいな・・・それには今のままではダメだな」と思ったんですよね。

一人で集中していた分、伝わりづらい表現に偏っていることはなんとなく自覚していて、何かもうひとつ足りないぞ、という前向きに思う感覚になってきました。

十分満足するほどに自分に集中できたからこそ、出てきたものです。

そんなことをお風呂でぼーっと考えていたら、浮かんだのがホメオパスの工藤聖子(さとこ)さんでした。

さとこさんは、私がホメオパスだった頃に一緒にホメオパシーフルサポート講座という3ヶ月間のオンライン講座を作り、大成功した相棒です。

(もう当時のお互いに皆まで言わずとも伝わるコンビネーションと言ったらすごかった笑)

私がホメオパスをやめた後も、年に一回くらいは話す間柄。

彼女のビジネスセンスは本当に素晴らしくて尊敬していたので、これはさとこさんに一度コンサルをお願いするべきだわ!とビビッときたんです。

私が無意識に伝えようとしていたこと

そして、さとこさんが私の話を聞いて出してくれたキーワードが「更年期」でした。

正直、最初は私自身ちょっと抵抗を感じたんですよ。

「え、更年期ってなんか嫌な言葉だな・・・」っていう感覚。

だって更年期と言えば「障害」と続くじゃないですか。

ほんで、自分が更年期だって思いたくないみたいなところあるじゃないですか。

白髪だって少ないし、老眼だってまだ大丈夫だし〜〜〜・・・・・・・

とか抵抗が出てくるわけですよ。

49歳、更年期じゃなかったらなんなのさ、って感じなのにね。

認めちゃったら一気に老けそうな気がするっていうか・・・笑

この抵抗を思い切り感じて「なるほどな」と納得したんです。

「更年期」という言葉はネガティブなイメージがめちゃくちゃ強いってことですよ。

「更年期は苦しいものだ」とみーんなが思ってる。

迎えたくないし、できるだけ先延ばししたいもの。

私の潜在意識にも同じ思いがありました。

実際、私自身更年期の年齢に入ってから苦しかったし。

でも、それがすべてじゃないんだよ、その先には今まで経験していない喜びや豊かさがあるんだよ。

50代からなんだよ、本当に心が豊かな人生は。

私、そう言いたかったのか!と、「更年期」というキーワード一つで繋がったんです。

本当の更年期は苦しいだけのものじゃなく、心が劇的に成長できる時期なんだということ。

これが私が一年かけて取り組んできたことの答えです。

さとこさんやはり素晴らしいわ〜!

ここ数年の苦しみや喜びの全てが「更年期」という言葉によって繋がり、バチッと大きな地図になった瞬間でした。

更年期に闇を体験することの大切さ

私自身45歳を過ぎてから体調を崩し、若さを失っていく自分を感じ、親の死と向き合い、本当に「人生の苦しい時期」を体験してきたんです。

そこで、若い頃の延長で、ポジティブに乗り越えようと思っても、やっぱり無理がある。

もう自分に嘘をついてでも前を向く時期ではないんです。

自分に正直になるということは、ネガティブな面を見ることになる。

後ろ向きな自分もそのまま存在させることのできる器が出来上がっていくのが更年期世代なのです。

体は嘘をつきません。

女性ホルモンが減少してくると、本音が噴出し、従順なふりをしてずっと抑えてきた怒りや嫉妬や悲しみが浮上してきます。

それを無理にまた抑え込むと、エネルギーが逆流します。

それが「更年期は辛い」と言われる、症状として出てくるはずです。

だから、この時期に抑えきれないネガティブな感情をどう扱うかはとてもとても重要なのです。

私は自分自身の経験から、その扱い方をワークとして落とし込んだのが「心の陰陽統合コンサルティング」です。

来年は、「更年期こそ心の成長期」というメッセージをできるだけ分かりやすい形で皆様にお伝えしていきたいと思っています。

エニアグラムを活用して「タイプ別:更年期の危機の乗り越え方」なども組み立てていく予定です。

(年末年始にゆっくり考えるつもり!)

ということで、ブログのタイトルも「更年期こそ心の成長期」に変えました。

みなさま、今後ともよろしくお願い致します。

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

奥 敬子
心理コンサルタント
1972年神戸生まれ。
阪神大震災で被災したことをきっかけに上京し、ソニー・ミュージックアーティスツに入社
PUFFY、氣志團、真心ブラザーズなど、数々のアーティストのコンサートグッズ企画制作を11年間担当し日本全国をツアーで回る。
多忙の中でパニック症を発症したことをきっかけにホメオパシーに出会い、劇的に改善したことから専門家を目指すことに。
日本ホメオパシーの第一人者である由井寅子氏をはじめ、イギリス、インド、フランスなどホメオパシー先進国の教師の元で学ぶ。
2008年に開業し、ホメオパス医学協会の学会では4年連続ステージで事例発表。
ホメオパスとしての実績を積みながら2014年から心理コンサルタントとしても活動。
現在は心理コンサルティングの中に性格心理学のエニアグラム、ホメオパシー、タロットリーディングを取り入れて、ボディ・マインド・スピリットのつながりを太くしていくアプローチを行ない、アーティストや起業家、会社員、主婦など、多様な人々の人生を幅広くサポートしている。

目次