存在には個性があり、その個性は愛のかたちである

存在を輝かせる仕事

もう12年以上、お客様と一対一でお話をさせていただく仕事をしています。

そして今年に入り、完全に独立した形で新たに仕事を再構築していくにあたって、色々とノートに書き出して整理する日々を送っているんですね。

そこで再確認したのは、お客様の「存在そのものを輝かせること」が私の仕事なのだということです。

「ただ今ここに存在している自分」が放っている存在エネルギーには、個性があります。

もちろん何をするかも大切ですが、自分という存在の個性とは何かを明確にすることは、それ以上に大切なことです。

イメージとしては、木の幹が「存在」で、そこから伸びる枝葉が「行動」です。

幹の部分がしっかりすれば、そこから伸びる枝葉はなんでもいいとも言えるのです。

自由の素晴らしさを深く味わう人生を選んだ方のケース

ここで、先日、個人コンサルを初めて受けてくださったいすずさん(仮名)のお話を少しシェアさせていただきます。

いすずさんはエニアグラムでいうとタイプ1。

びっくりするくらい忍耐強く、人生の試練から逃げない芯の強さを感じる人。

しかしご自分では「いやいや私は自分に甘いですよ〜」とおっしゃる。

これタイプ1あるあるです。笑

周りから見たらすごくストイックなのに、本人はそれが当たり前なのですよね。

で、いすずさんとお話ししていて感覚的に受け取ったのは、ものすごく「見る目のある人」だなぁということでした。

一見、その人生の試練は気の毒にも思えるもので、とても強い制限を強いられるようなものでした。

しかしその流れを起こした彼女の選択とは、「本当の自由とは何か」を知るための魂の選択であったわけです。

普通なら逃げ出すような人生の試練に「よっしゃ来い!」と、自ら受け止めに行った勇敢な魂です。

さすが太陽山羊座!

(山羊座の方って本当にきつい試練体験してる人ばかりなのですが、みんなそれを乗り越えていてかっこいい)

ご本人にお伺いすると「自由であること」を心から望み、大切にされていました。

そこにはタイプ1らしい「自発性」というキーワードも伴っていました。

自らが望んで、望む自由のために動いていくこと。

その素晴らしさを知るためには、強い制限も必要な人生の選択だったということです。

ここで私がお話ししたことは、「自由と制限は表裏一体で切り離せるものではなく、制限を受け入れてこそ、本当の自由がある」ということでした。

「そうか、私、自由にこだわりすぎていたかも」といすずさんは仰りました。

本当の自由とは何かを知ったいすずさんは、自由に囚われた状態ではなくなりました。

それは同時に制限にも囚われない状態になるということです。

そして、大変な試練を乗り越えてきたいすずさんだからこそ、「人々が自らの意志で自由を選び行動できますように」という純粋な祈りが自然に込められているように感じられました。

その純粋な祈りは、多くの人に響いていくのではないでしょうか。

いすずさんは一時期減らしていた個人のお仕事を本格的に再開されるタイミングとのことで、私のコンサルを受けてくださいました。

「自分でも何割かは気づいていたのですが、まだモヤがかかっていたので、

奥さんにサポートしていただいて、視界が晴れて、

自分の進んでいた道は間違いなかったんだ!と確信できました」

とコメントをいただきました。

これからのご活躍が本当に楽しみです。

存在とは愛

いすずさんの存在エネルギーを私は「通常よりも何段階も深い”見る目”のある、最高の未来を知っている人」という言葉で表現しました。

存在とは「すでにそこにあるもの」であり、圧倒的な事実。

もし、何もかもがなくなってしまっても、生きてさえいれば存在だけは残ります。

存在とは、それだけで「愛」です。

存在しているだけで、周りに与えているものがあります。

受け取っているものもあります。

そして、その愛には個性があります。

いるだけで癒される、楽しくなる、私も頑張ろうという気にさせる、などなど・・・

私は、人の存在エネルギーの個性を読み取り、ご本人にお伝えすることが役割としてあるように感じています。

それも私の存在エネルギーがそうさせています。

人はひとりひとりが本当に芸術品で美しい、と思うこの頃です。

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この記事を書いた人

奥 敬子
心理コンサルタント
1972年神戸生まれ。
阪神大震災で被災したことをきっかけに上京し、ソニー・ミュージックアーティスツに入社
PUFFY、氣志團、真心ブラザーズなど、数々のアーティストのコンサートグッズ企画制作を11年間担当し日本全国をツアーで回る。
多忙の中でパニック症を発症したことをきっかけにホメオパシーに出会い、劇的に改善したことから専門家を目指すことに。
日本ホメオパシーの第一人者である由井寅子氏をはじめ、イギリス、インド、フランスなどホメオパシー先進国の教師の元で学ぶ。
2008年に開業し、ホメオパス医学協会の学会では4年連続ステージで事例発表。
ホメオパスとしての実績を積みながら2014年から心理コンサルタントとしても活動。
現在は心理コンサルティングの中に性格心理学のエニアグラム、ホメオパシー、タロットリーディングを取り入れて、ボディ・マインド・スピリットのつながりを太くしていくアプローチを行ない、アーティストや起業家、会社員、主婦など、多様な人々の人生を幅広くサポートしている。

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