少数派としてどう在るか。

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こんにちは。奥敬子です。

神戸は久しぶりの雨。

休日の今日は愛犬こころの散歩にも行けず、部屋で本を読んだり、冷蔵庫の中の整理と拭き掃除をしたりして過ごしました。

散歩を期待するこころちゃんの視線をひしひしと感じながら・・・笑

さて、今日は「少数派であること」について考えたことを書きたいと思います。

私は、日本では「少数派」であるホメオパシーを専門的に扱うことを仕事としてきました。

ホメオパシーを使っている人というのもまだまだほんの一部の人に過ぎず、かなりの少数派です。

2010年には大々的にバッシングも起こりました。

これも、少数派ゆえというところがあるのだと思います。

で、少数派に属しているとですね、私の経験上から言いますと、意識としては「つい線を引きたくなる」傾向にあるんじゃないかと思うんです。

「私はあなたとは違います」的な・・・

なんといいますか、心の中で対立が起こるというのかな。

本当の本当は、「みんなにわかってもらいたい」という気持ちがベースなんだけども、「どうせわかってもらえない」という失望感から、線を引いて交わらないという行動にうつってしまったりもするんじゃないかと。

「本当はこの素晴らしさをみんなと共有したい」のが本音であるにも関わらず、それが相手の選択の自由を尊重したものでない場合は、相手が引いてしまうか、摩擦が起こるか、というような場合も多い。

結局、周りで起こる現実はやっぱり対立になってしまうということなんです。

では、少数派としてどう在るのが幸せなのかな?と考えてみた。

ここで「対等意識」というのが頭に浮かびました。

正月に、買ったまま読んでいなかった本を読んでいたのですが、その一つが

「ねずさんの昔も今もすごいぞ日本人!第二巻」

でした。

ブログ「ねずさんのひとりごと」に「対等意識」の記事が書かれているのですが、とても興味深いです。

日本アニメと対等意識

「対等」とは、「対する双方の間に優劣・高下などの差のないこと。」を言います。

そう、少数派だろうと多数派だろうと、その間に優劣つけられるもんじゃない。

だってそれぞれの良さが違い過ぎて、比べる意味がない。

ホメオパシーと西洋医学の関係がとても分かりやすいです。

ホメオパシーは西洋医学では症状の緩和が主になるような分野で、力を発揮することが多いです。

アレルギーがそれにあたると思います。

私もひどい猫の毛アレルギーがホメオパシーを実践してから治ってしまいました。

パニック症や長年患っていた乾癬もね。

一方、西洋医学にしかできないことがたくさんある。

感染症にかかった時、抗生物質が命を救ってくれるし、麻酔がなければ本当に困ります。

怪我した時の処置も、手術も、なくてはならない。

今までもどれだけお世話になったかわかりませんし、これからもお世話になります。

ホメオパシーに限らず、自然療法がより西洋医学と手を組み、それぞれの特性を活かし合いながら存在できたらどんなに素晴らしいかと心から思います。

それが対等ってことなんじゃないでしょうか。

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この記事を書いた人

奥 敬子
心理コンサルタント
1972年神戸生まれ。
阪神大震災で被災したことをきっかけに上京し、ソニー・ミュージックアーティスツに入社
PUFFY、氣志團、真心ブラザーズなど、数々のアーティストのコンサートグッズ企画制作を11年間担当し日本全国をツアーで回る。
多忙の中でパニック症を発症したことをきっかけにホメオパシーに出会い、劇的に改善したことから専門家を目指すことに。
日本ホメオパシーの第一人者である由井寅子氏をはじめ、イギリス、インド、フランスなどホメオパシー先進国の教師の元で学ぶ。
2008年に開業し、ホメオパス医学協会の学会では4年連続ステージで事例発表。
ホメオパスとしての実績を積みながら2014年から心理コンサルタントとしても活動。
現在は心理コンサルティングの中に性格心理学のエニアグラム、ホメオパシー、タロットリーディングを取り入れて、ボディ・マインド・スピリットのつながりを太くしていくアプローチを行ない、アーティストや起業家、会社員、主婦など、多様な人々の人生を幅広くサポートしている。

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