父の一時帰宅

こんにちは、奥敬子です。

今日はお昼から実家へ。

目的は脳梗塞でリハビリ入院中の父の一時帰宅を迎えるためです。

3月に倒れてから、約半年近く。

一時はもう帰ってこれないかも・・・と、あきらめかけてしまうくらいの容体だった父ですが、家族の愛と本人の力で、今日帰ってくることができました。

愛犬こころちゃんと共におかえり!と声をかけると、とても嬉しそうに「久しぶりやな~」と笑う父。

とはいえ、今回は1時間ほどの滞在でした。

本格的な退院を前に、家の段差でどこまで動けるか、どこに手すりが必要か、などを、父が実際に動きながらスタッフのみなさんと一緒に検討するための今日の一時帰宅。

看護師さん、理学療法士さん、地元のケアマネージャーさん、病院のケアマネージャーさん、メーカーの担当者さん、総勢6名の方が集まり、みんなで検討してくださいました。

父が自宅で困ることなく過ごせるように、これだけの人が動いてくれている。

今日来られていない方も含めたらもっとたくさんの人が関わっている。

父は家族だけじゃなくて、こんなに大勢に支えられて元気になったんだなぁと、すご~く実感しました。

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父はリハビリ入院から退院にかけて、こんな風にわかりやすく支えられているわけですが、健康な私たちも日々たくさんの人々に支えられていますよね。

そして支えてもいる。

支え、支えられ。

与え、与えられ。

時には教え、教えられ・・・

こんな循環が自分の意識していないところでも、たくさん起こっている。

小さなことでもいいからこの循環を意識することで、支えられている実感、与えられている実感ってもっとわいてくるんじゃないかな。

私は父のサポートすることで、父の存在の大きさを実感し、サポートするほどに私自身が満たされていくように感じます。

まさに循環しているなと手に取るようにわかる。

家族をもつ女性って、「自分が支えてばっかり」という感覚になりやすいですよね。

実際やることは山ほどあって、忙しすぎる。

でも、その時に「支えられてもいるのだ」という実感があると、孤独にがんばる必要ってないんだってわかるはず。

すると、大きな不安や恐怖をあんまり感じなくなるんですよ。

支えられてないってすごく不安だし怖い。

だから、日々の生活の中で、支えてもいるし、支えられてもいるという何かに気づけたら、同じ日常でも違ってくるんじゃないかと思います。

 

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この記事を書いた人

奥 敬子
心理コンサルタント
1972年神戸生まれ。
阪神大震災で被災したことをきっかけに上京し、ソニー・ミュージックアーティスツに入社
PUFFY、氣志團、真心ブラザーズなど、数々のアーティストのコンサートグッズ企画制作を11年間担当し日本全国をツアーで回る。
多忙の中でパニック症を発症したことをきっかけにホメオパシーに出会い、劇的に改善したことから専門家を目指すことに。
日本ホメオパシーの第一人者である由井寅子氏をはじめ、イギリス、インド、フランスなどホメオパシー先進国の教師の元で学ぶ。
2008年に開業し、ホメオパス医学協会の学会では4年連続ステージで事例発表。
ホメオパスとしての実績を積みながら2014年から心理コンサルタントとしても活動。
現在は心理コンサルティングの中に性格心理学のエニアグラム、ホメオパシー、タロットリーディングを取り入れて、ボディ・マインド・スピリットのつながりを太くしていくアプローチを行ない、アーティストや起業家、会社員、主婦など、多様な人々の人生を幅広くサポートしている。

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