ホメオパシーとは
日本では最近マスコミで取り上げられ、名前を知る方も増えましたが、正しい理解をされている方はまだまだ少ないのが現状です。
ここではホメオパシーを正しく知り、活用する為の豆知識をご紹介します。
ホメオパシーとは
自己治癒力に働きかけ、心や細胞が抱える不自然なパターンを解放することで、体の芯から健康を取り戻すことのできる自然療法。それがホメオパシーです。
約200年前にドイツの医師ハーネマンにより確立されました。
ホメオパシーでは症状を抑圧するのではなく、自ら症状を出しきれるようにレメディーで後押しをします。
あくまでも治すのは自分自身。自己治癒力です。
ホメオパス(同種療法士)は、みなさんが自己治癒力を高め、健康になるお手伝いをします。
同種の法則
ホメオパシーは日本語で「同種療法」と訳されます。
「健康な人に投与して、ある症状を起こさせるものは、その症状を取り去るものになる」
という「同種の法則」からホメオパシーが成り立っているからです。
瀉血療法など暴力的な処置を行うしかない当時の医学に嫌気がさし、医師ではなく薬効書の翻訳で生計を立てていたハーネマンは、 薬効書にあった「キナの皮の苦味がマラリアに効く」という一文を見つけ、「なぜキナの皮の苦味だけがマラリアに効くのか?」と考えました。
そこでハーネマンは自分でキナの皮を煎じて飲んでみました。
すると一時的にまるでマラリアにかかったかのような発熱、悪寒、震えなどの症状が表れたのです。
そして次に家族に同じようにとらせたところ、全員が同じような症状を起こしました。
次に町の人たちに協力してもらい、みんなにとってもらいました。
すると、ほとんどの人が一時的に同じような症状を起こしたのですが、その中に元々マラリアのような症状を 起こしていた人がいました。
その人がキナの皮をとると、それらの症状が治ってしまったのです。
これが、ホメオパシーを確立するきっかけとなりました。
「喉が痛い時に生姜湯」、「発熱時に温かくして汗をかかせる」なども同種の法則を活用したものであり、日本でも昔から民間療法の中で使われていました。
レメディーとは
根本原理に基づき、レメディーと呼ばれる砂糖玉および液体を使用します。
ハーネマンは物質を希釈振盪することで、物質の毒性が失われると同時に心身に深く作用するということを発見しました。
この希釈振盪の程度の単位をポーテンシーと言います。
ポーテンシーが高ければ高いほど、つまり物質を薄めれば薄めるほど、 肉体レベルから心や感情のレベルに作用することが経験的に知られています。
レメディーは天文学的に高い倍率で希釈振盪している為に、物質が残されていません。
そこに物質はなく、エネルギーパターンが残されているだけです。
副作用は物質の毒性によって起こされますので、エネルギー体であるレメディーには副作用がないといえます。
その為、妊婦さんやお子さんでも安心してお使いいただけます。
レメディーと併用するものとして、臓器を元気にするマザーチンクチャー(薬草酒)やこころにやさしく働きかけるフラワーエッセンスがあります。
症状はありがたい
病気の結果として出ている症状は体からのメッセージであり、病気の原因をさぐる手がかりともなるのです。
症状には必ず理由があります。なぜその症状が出ているのかを考えず、ただ目の前から消すことだけを考えるのは本当にいいことなのでしょうか?
病気と同種のエネルギーであるレメディーを与えることで、病気のパターンとレメディーのパターンが共鳴・増幅し、自己治癒力が発動します。
つまり、レメディーはスイッチを押すだけで、実際に病気を治すのはレメディーに刺激を受けた自分自身の自己治癒力なのです。
自己治癒力が発動すると、からだは今まで溜め込んできた毒素や異物を排泄しはじめます。
鼻水が増えたり、下痢をしたり、熱が出たり、発疹が出たり、人によってさまざまです。
また精神面でも長い間押し込んできた感情があれば、それが溢れ出てきて泣き出したりすることもあります。
これが好転反応と呼ばれるもので、真の自分を取り戻す為に必要なプロセスであるとホメオパシーでは考えます。
治癒の方向性
①~⑤のように、方向へ沿って症状が移行している場合、自然治癒力がバイタルフォースを揺り動かし、体内毒を押し出そうとしていることが伺えます。(以下「ホメオパシーin Japan」より抜粋)
①上から下へ
例:顔にあったアトピーが手足に移行している
②中から外へ
例:腎臓の機能が悪かったが、それが改善し皮膚がかゆくなった
③心から体へ
例:統合失調症でかぜも引かない人がかぜを引いた
心が解きほぐされ、リラックスし、発疹が出た
④重要な器官からより重要でない器官へ
例:肝臓の痛みはなくなったが、痰は出る
⑤逆順序の法則
例:過去に抗生物質で治療した膀胱炎が戻ってきた
子供のころに打撲した痛みが戻ってきた「ホメオパシーin Japan」より抜粋
ホメオパシーのはじめかた
まずは本を読んだり、DVDを観たり、セミナーを受けたりして、ホメオパシーをしっかり理解しましょう。
「ホメオパシーってなぁに?」ホメオパシー出版
「ホメオパシーin Japan」 ホメオパシー出版
ホメオパシーの本やセミナー、ネットの情報などを参考に、ご自分に合ったレメディーを試してみましょう。
「実用ホメオパシー」 ホメオパシー出版
「由井寅子のホメオパシーガイドブック キッズ・トラウマ」 ホメオパシー出版
「ホメオパシー的妊娠と出産」 ホメオパシー出版
「ホメオパシー的予防」 ホメオパシー出版
※セルフケアは日常の急性病への対処や日々の健康管理を目的としています。
慢性病はホメオパスにご相談下さい。
慢性的症状のある方、セルフケアでは難しいなと思った方はプロにご相談下さい。
詳しくお話を聞き、必要なレメディーをお選びします。
奥敬子はホメオパシーのみの個人セッションは行っておりません。
ホメオパシーで慢性症状の改善をお望みの方は他のホメオパスにご相談ください。
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